女の子とキューピーの万華鏡

キューピーの万華鏡外観

この万華鏡は紙筒の絵柄のなんともいえない懐かしさから明らかに戦前のデザインとわかります。女の子の上にはためく旗も、日章旗と仲良く並びアメリカの国旗があったりします。輸出用に作られていたようで、アメリカからオークションで入手しました。また万華鏡にも”Made in Japan”の刻印が入っています。

女の子の裏側の絵柄を見てみると、ぷくぷくと太ったにわとりの横と上にキューピーが3人いるのがわかります。
キューピーは1909年にアメリカでローズオニールという人がデザインし、1910年代の後半にアメリカで一大ブームが、日本でも大正時代に大人気となっています。ちなみにキューピーマヨネーズが誕生したのは1925年(大正14年)だそうです。 このキューピーが万華鏡の絵柄となっていることから、1910年代または1920年代に作られたと考えるのが妥当と考えています。

さて、万華鏡のサイズは高さ20cmと比較的大型で、内部には、ガラス製の3ミラー、正三角形のミラー(といっても、ほとんど曇ってしまっていますが)と具にはセルロイドらしいカラフルな破片が入っています。

それにしてもこのキューピーたち、可愛くないですか?

参照:
日本キューピークラブ: http://www.kewpie-jp.com
キューピーホームページ: http://www.kewpie.co.jp/

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