この写真を見て笑ってしまうのは万華鏡業界に長くいる人だと思います。右側で独特の照れ笑いを浮かべている人をご存知でしょうか?
そう、日本の万華鏡の創造期に活躍された万華鏡作家:角敏郎さんです。1990年代の終わり、まだ日本で万華鏡が全く認知されていなかった頃にその魅力をいち早く見つけ、山見浩司さん、依田ご夫妻と共に日本の3大万華鏡作家のおひとりとして活動されていました。その経歴からも芸術性に富んだ、美しいフォルムの万華鏡を作られていましたが、芸術としての万華鏡と現実とのギャップに悩まれていた作家でもありました。人間としても魅力に富んだ人で繊細でやさしく、ただ酔うとなかなか大変な人でした。
ご存知の方も多いと思いますが、今は沖縄のリゾートホテルでアートディレクターとして活躍されています。彼本来のアート作品(万華鏡ではない)を製作、展示されています。
久しぶりにホテルのサイトを見てみたら、トップページに見慣れた顔があったので思わずこの記事にしてしまいました。時間ができたらよい季節に沖縄を訪問して、角さんと会ってゆっくり話をしたいなあ。
それにしても向き合っている女性、誰なんだろう?(笑)
ホテルムーンビーチは下記から。
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