3月25日から30日(木)まで銀座で開催中の細井厚子さんの個展にお伺いしてきました。久しぶりに自分以外の作家さんの個展を訪問したんですが、さすが細井さん! 本当にクオリティーが高い。正確で狂いと傷のないミラー組み、美しいハンダ、そして特筆ものの静謐な映像と細井さんらしい万華鏡が並んでいました。
残念ながら、というか当然のようにお伺いした月曜は個展開催3日目、すべての作品が売約済になっていました。さすがに細井さんです。
作品では、大型の「鳥籠」という作品や、彼女にしてはめずらしいドライの作品も多く並んでいました。ドライも含めてガラスのきらめきが表情を引き立てる、今までより華やかというかキラキラとして映像が多いのも今回の特徴かなと思いました。また陶器の万華鏡も細井さんらしい繊細でそれでいて温かみのある絵柄がより洗練されていて、これも素晴らしかったです。
日本の万華鏡では、完成度が高いすばらしい映像を見せてくれる作家さんが数多くいますが、細井さんはその中でも映像を見ただけで彼女の作品だとわかる数少ない作家の一人、万華鏡が好きな人ならこの個展を見逃すのはもったいないと思います。
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