動くミラーの立体作品「フェッセンデンの宇宙」

2017年に京都でBrewster Conventionという大会が開催されました。世界万華鏡大会とでも言うような大会が毎年アメリカで開催されているのですが、この年だけ日本での開催となりました。
この万華鏡はその大会で発表したものです。高さ約47㎝と私が作った万華鏡の中では最大の大きさです。
特色はその特殊な鏡の構造とそこから生み出される不思議な映像です。5枚以上の鏡と更に動く鏡の組み合わせで他の万華鏡作家には作ることができない特別な世界を作り出します。
万華鏡のタイトルはエドモンド・ハミルトンというSF作家の名作中の名作といわれているものから名付けています。読んでいただくとこの万華鏡にこのタイトルを付けた理由を感じ取っていただけると思います。
残念ながら、私の立体映像作品は写真や映像ではそのイメージがほとんど伝わりません。実物を覗いていただくのが一番です。本作品は仙台万華鏡美術館に置いていただいています。